VMC on AWSを利用するときに考慮するもの その1
こんにちは。
VMC on AWSとは何ぞや?というのは、弊社の他の方のblogにも書かれていますので、ここでは割愛しますが、
VMC on AWSを利用する際に検討・考慮しなければいけないネットワークの話と、実際に移行する際のやり方についての話を全3回で書こうと思います。
第1回は、ネットワークについての話です。
VMC on AWS(本記事では以降VMCとだけ記載します)への接続に利用できるネットワークの方式として、
3つの方法を弊社ではご提案することが多いです。
1. インターネット経由
2. IPsec VPN
3. AWS Direct Connect
それぞれの特徴については以下に記載します。
1. インターネット経由
※特徴(私見):安価に抑えられる
通信要件(セキュリティや通信速度など)が特にない場合や、VPNの接続機器などを追加購入することなく安価に抑えたい場合に利用。
HTTPSやSSH等は利用可能なので、プロトコルレベルの暗号化をかけることは可能。
2. IPsec VPN
※特徴(私見):ちょうど中間位のもの・・・
セキュリティを確保しつつ、Direct Connectよりも安価に抑えたい場合に利用。
通信帯域の保証はないため大容量のデータ連携には不向きだが、少量のデータを定期的に流すなどの利用用途には向いている。
3. AWS Direct Connect
※特徴(私見):品質高(但しコストも高い)
大容量のデータ連携や、閉域網での接続が必須などのネットワークポリシーがある場合に利用。
AWSの専用ネットワークサービスで、回線速度を選択して使用するので必要な帯域を常に確保することが可能。
ネットワークの利用コストは最も割高となる。
上記の様にそれぞれの特徴があり、
目的であったり、環境要件に従って選択する必要があります。
本日はここまで。
第2回は移行の方式について記載します。
ご参考になれば、幸いです。