VMware SD-WAN by VeloCloud 紹介 パート1
こんにちは。今回は VMware SD-WAN by VeloCloud のビジネスポリシーについてご紹介します。
昨今、企業のSaaSアプリケーションの利用が増加しています。WANを介してデータセンターまたは本社ゲートウェイからインターネットにアクセスさせる従来のネットワーク構成ではレスポンスの遅延を招くため、この課題を解消すると期待されているのが「SD-WAN」(Software Defined Wide Area Network)です。
SD-WANとは?
Software Defined Networking(SDN)で培った技術をWANに適用したSD-WANは、ソフトウェアでWANを制御する技術であり、SD-WANを活用することで、アプリケーションごとに利用する回線を動的に選択したり、優先順位やネットワークの利用状況をもとにMPLS網やインターネット網などを柔軟に切り替えることが可能となります。
VMware SD-WAN by VeloCloud とは
2017年にVMware社がSD-WAN専業ベンダーとしてSD-WAN市場をリードしていたVeloCloud社を買収し、現在はVMware SD-WAN by VeloCloudというブランドで販売されています。
今回は、VMware SD-WAN by VeloCloudの実際の画面にて、アプリケーションごとに制御を実現するビジネスポリシーにて、どのような設定が可能なのかを紹介していきたいと思います。
ビジネスポリシー
ビジネスポリシーでは、アプリケーションごとにきめ細かな制御が可能です。
Match条件では、送信元/宛先IPアドレスやポート番号、宛先ホスト名などの条件で指定可能です。
Actionでは、優先順位や帯域制御、経路制御(ローカルブレークアウトやクラウドVPN経由、インターネットバックホール)、使用する回線など様々な制御を実行することが可能です。
初期画面
設定変更後(イメージ)
簡単ではありましたが、ビジネスポリシーについて紹介させていただきました。従来のルータやファイアウォールと比較し、技術的にどのような点が優れているかお分かりいただけたのではないでしょうか。
引き続き、VeloCloudの優位性や魅力を紹介していきますので、他の記事にもご期待ください。