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Horizon 環境を監視するためのツールとなった「ControlUp」

こんにちは。

 

今回は、

Horizon 環境を監視するためのツールとなった「ControlUp」について、

ご紹介します。

 

vRealize Operations Manager for Horizon (V4H)はサポート対象外となり、
リソース状況の傾向の情報収集を行い、対策するためには
OEM提供されるControlUp を使用することになりました。

 

VMware Horizon 8 に関するお知らせ、および価格設定とパッケージの更新 (80146)

kb.vmware.com

 

また、こちらの以下のkbの様にVMwareからも
サポートのドキュメントが提供されるようになっています。

ControlUp Support Documentation (79615)

kb.vmware.com

 

私が直接応対しているエンドユーザではないのですが、
グループ内のメンバーが、メーカー(ControlUp社)から直接導入していて
面白い(苦労?トラブル?)話を聞けたので、
私の方からも皆さんにご紹介させて頂こうと思います。

 

コトの発端は、

ControlUpのConsoleから見た監視対象(Agentが入った仮想デスクトップ)が
Disconnect状態になるという事象が発生したことでした。

(この環境は以前はV4Hで情報を収集していましたが、
 その様な問題はなかった(、、、ようです)。)

 

調べてみていくと分かったのが、
Disconnect状態になった複数の仮想デスクトップには共通点があり、
実際のIPアドレスDNS上のAレコードと異なっている、、、。

この環境では動的にレコードを更新させない運用となっているため
上記のレコード差異が日常的に発生するために、

ControlUp ConsoleおよびMonitorから名前解決が出来ず、
ControlUpからAgentを検出できなくなったことが原因で、
メーカからも『名前解決できないと駄目だ』という回答もありました。

 

DNSサーバの設定を変更して動的更新を出来れば問題が解決したのですが、

他のシステムにも影響が出てしまうために

今回の環境では、『既存環境には影響与えず』に
ControlUp用のHostsファイルを数分おきに作成し、
ControlUpのConsoleおよびMonitorのhostsファイル
(\Windows\system32\drivers\etc\hosts)
を上書きしていくという方法で対応している様です。

 

なんという力技、、、とも思いますが、
ControlUp社からも
「hostsファイルを更新し続けられるなら、良い方法だ」
と、お墨付きをもらっている様です。

 

本日はここまで。

ご参考になれば、幸いです。