VMC on AWSを利用するときに考慮するもの その2
こんにちは。
第1回(VMC on AWSを利用するときに考慮するもの その1)に続いて、
第2回は、移行の方式についてのお話です。
VMC on AWS(本記事では以降VMCとだけ記載します)にオンプレ環境から移行するための方式として、
方法としてはいくつか・・・ありますが、
直近でご提案した際の例をまとめようと思います。
今回は第1回のまとめ方と違い、
要望・要件例ごとにどのような方式という形です。
1. 費用を安く抑えたい
2. 仮想マシンのIPアドレス変更なし、停止時間なし
3. 仮想マシンのIPアドレス変更なし、停止時間はあってもよい
4. 極力ネットワークに負荷を掛けたくない
それぞれの要望・要件に応じた方式は以下となります。
1. 費用を安く抑えたい
ポイント:追加のライセンス・構築作業が発生しないようにする
採用する方式:OVF Export/Import方式
2. 仮想マシンのIPアドレス変更なし、停止時間なし
ポイント:L2延伸可能なHCXを利用して仮想マシンを無停止で移行する
採用する方式:HCX vMotion方式、HCX Replication Assisted vMotion方式
3. 仮想マシンのIPアドレス変更なし、停止時間はあってもよい
ポイント:L2延伸可能なHCXを利用して仮想マシンのデータをVMC上にレプリケーションし、切替のタイミングで移行元マシンを停止/移行先マシンの起動を行う
採用する方式:HCX Bulk Migration
4. 極力ネットワークに負荷を掛けたくない
ポイント:レプリケーション使用帯域の圧縮・削減とスケジューリングによってネットワーク負荷を抑える
採用する方式:Veeam Backup&Replication方式
上記の様に、要件によって採用する移行方式が変わってきます。
ご興味のある方はぜひともご相談ください。
本日はここまで。
ご参考になれば、幸いです。