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仮想化技術の個人的に気になること

VMware Horizon Cloudの個人的備忘 その2

こんにちは。

 

前回に続き、VMware Horizon Cloudのお話です。

 

COVID-19の影響で昨年に引き続き、リモートワークを実現するためのツールとして
仮想デスクトップに関してお問合せや引合などのお話を頂きますが、

仮想デスクトップだけでは「PCがある」というだけで、3密を避けながら複数名での会議を実施するためにはビデオ会議の利用が必要ですよね。

そういうことで、ビデオ会議の利用は弊社だけではなく、
様々なロケーションで増えてるかと思います。

 

Teams:

そんな中で代表的なツールとして、Microsoft社のTeamsが上がると思いますが、
TeamsをHorizonで快適に利用するための方法です。

そもそも「何故仮想デスクトップではビデオ会議の品質が低下するのか」というのは、
仮想デスクトップ内で映像や音声を処理した結果の映像(仮想デスクトップ上の画面変化)や音声を仮想デスクトップから(仮想デスクトップに接続している)接続元端末に送出しているため、遅延時間が発生しやすいということがあります。

 

その問題を回避するために、Teams最適化パックというものがあり、
このパックを使用することで、Teamsの処理を仮想デスクトップ側ではなく
接続元端末で行わせることができ、遅延などによる問題の発生を
抑止することができます。

 

実際の設定は、仮想デスクトップ(Horizon Agent)、グループポリシー(GPO)、接続元端末(Horizon Client)を設定する必要がありますが、

 

特定バージョン(最適化パック対応バージョン)以降のHorizon Agentを仮想デスクトップにインストールし、グループポリシーで最適化パックの利用を有効化する。

その上で接続元端末のHorizon Clientも特定バージョン(最適化パック対応バージョン)
以降の物をインストール、クライアントはインストール時にオプションがありますので、チェックが入っていることを確認してインストールします。

 

 

今回は、ユーザ要件で仮想デスクトップ(Horizon環境)の中で
Teamsによるビデオ会議の検証をおこなった際に必要となった
設定周りの話を個人的備忘録的な意味も含めてご紹介しました。