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仮想化技術の個人的に気になること

VMware Horizon Cloudの個人的備忘 その1

こんにちは。

 

VMware Horizon Cloudのお話です。

 

エンドユーザに提供する際にいつも問題になることではありますが、

クラウドサービス全般で、、、ですかね。
 とはいえ、サーバは比較的24時間、クラウド上でも動かす傾向がありますが。)

『(クラウド上の仮想)マシンの稼働時間』=『お客さんの業務時間』

ではない、ということです。

 

 

まず、大概、、、日本の従業員は10分前には席についている(ついていた(出社必須時))ので、早い方だと1時間前くらいには出勤されてたりしますからね。・・・①

 

そして、日本では・・・、超過勤務というものがこちらも大概ある(と、思う・・・)ので、その分を考慮する必要があります。②

これ(②)は、ユーザ企業さんに事前に統計を取ってもらう必要があるのですが、

グループ(デスクトップを括る単位)での平均超過勤務時間を整理しておいてもらう必要があります。

と、言うのも、ここがブレると、、、

グループの人員を100名として、一ヵ月の平均超過時間が申告された時間から+20時間なら、、、2000時間分追加になります(単純計算)が、この時間が増えるというのは予算が決まっていて執行する日本の企業においては、非常に問題になる点です。

 

と、言うことで、

①、②を考慮すると、

業務時間を9時ー18時と想定しておくと、

仮想マシンは8時には使える状態になっていないといけない・・・①の充足条件、

業務終了(仮想マシンの停止)は18時ではなく、19時以降でないといけない・・・②の充足条件

①、②の前後に0.5hずつ余裕をみさせて起動、シャットダウンと考えると上記の事例では、8時間の業務時間に加えて、前後1.5h+1.5hの3hが必要になり、、、

休憩時間も考えると、12h(7時半ー19時半)とかで見積もる必要があります。
(業務の状態によってずらすこともあるでしょうから、、昼休憩時間の1時間も含みます。)

 

上記のたとえの例でも1.5倍に跳ね上がってしまってますが、

これが、非常に費用に跳ねてくるんですよね。。

 

↑のような話が、PoC環境で、

『なんで予定価格よりこんなに高いんだ?』

と、問題になり、その解説用にメモとして記事を書いた次第です。

 

そんなわけで、技術的にどうこうではないですが、

提案時に忘れると、ユーザさんも、提案するSE側も不幸になる話、、だと思います。