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ESXi 6.5 PSOD苦労話

こんにちは。

 

少し前の話ですが、タイトルの通り・・・ESXi6.5でバグを踏んで苦労したお話です。

 

話の発端はESXiでPSOD(Purple Screen of Death=Windowsでいうところのブルースクリーン)が発生したことでした。PSOD自体は様々な原因で発生しますので、よくあること・・・おっと、こんなこと書くと怒られてしまいますが、実際、絶対に発生しないなんてことは言えないことなので仕方のないことです。

 

そんなわけで、原因調査を実施したところ、

 

ESXi 6.5 host fails with PSOD when IPv6 is disabled (2150794)
https://kb.vmware.com/kb/2150794

 

こちらのKBに適合し、ESXi 6.5 で IPv6 を無効にした環境で発生する事象ということが判明。ESXi 6.5Update1でFIXされているためUpdateを適用するか、回避策としてIPv6を有効化するというのが(当時)の記載内容。

 

一旦、回避策として記載されているIPv6を有効化して経過観察・・・

といかずに一日経たずにPSOD再発。

 

原因は別の問題ではあったものの、こちらの問題は6.5Update1にすることが必要なため、急遽調整の上Updateを適用。Update1では、元の問題(IPv6)もFixされてるわけなので、余計なIPv6は無効にしておき、これで経過観察・・・。

 

そして、2週間経過・・・お察しの通り、PSOD再発。

今度は、元の問題(IPv6)です。該当のKBを再度確認すると、

「アレ???

 Update1で解決されたという記載が消えてますね?」

 

サポートにも確認したところ、

『Update1では改善しきれていないコードがあったため、解決したという記載はKBからも消されました。今後のリリースで改善されるから、それまではIPv6を有効化して回避してくれ』とのこと。

(現在はUpdate3で解決しているということが書かれています)

 

結局、改めてIPv6を有効化したわけですが、

振り返ってみても、ここに至るまで長い道のりでした。。。

 

本日はここまで。ご参考になれば、幸いです。