VMware SD-WAN by VeloCloud 紹介 パート2
前回は、「VMware SD-WAN by VeloCloud」のビジネスポリシーでできることを紹介しました。今回は、ビジネスポリシーで制御できる回線の利用効率化を図るリンクステアリングについて、少し深堀してご紹介したいと思います。
SD-WANにおける回線利用効率化とは
SD-WANでは、回線を仮想的に束ねて、アプリケーションごとに回線を振り分けることができ、また、回線状態や品質によって、振り分け方を柔軟に制御可能です。これは、ビジネスポリシーの「Link Steering」で実現します。
以下の通り、「Link Steering」は4つから選択可能です。
ここでは、Auto以外を選択した場合に設定できる、回線の振り分け方の「Mandatory」、「Preferred」、「Available」について解説します。
- Mandatory
回線が利用不可になっても回線切替を行わない
利用例・・Windows Updateはインターネット回線のみ
業務通信はMPLS網しか使わせない
- Preferred
回線品質が悪くなったら、回線切替を行う(パケット単位)
- Available
回線が完全に利用不可になったら回線切替を行う(即時に切替)
簡単ではありましたが、ビジネスポリシーの「Link Steering」について紹介させていただきました。従来のルータやファイアウォールと比較し、VeloCloudの優れた点がお分かりいただけたのではないでしょうか。
引き続き、VeloCloudの優位性や魅力を紹介していきますので、他の記事にもご期待ください。